マロニエと菩提樹

そろそろ落ちてるかな〜と思ってマロニエの木の下を見に行った。
マロニエは街路樹でもよく見かけるけど、実がとってもチャーミング!
どんぐりよりも栗よりも大きくまるっこく、色も深いこげ茶でうっとりする
ような艶がある。日本では栃の実といい、アクをしっかり抜けばトチ餅など
に加工できるようである。たぶん、街路樹などは西洋トチの木だと思うけど。
2年ほど前から気になっていたのに収穫の時期を逃していた…今年こそ!
なんとかギリギリ間に合ったよう!もう木についているのはほとんどなく、
落ちているのも数個だけ。ぴかぴか黒光りして宝物のように見える。
公園内では何人か集まって落ちている実を探している模様だったので、
先を越されぬ様、意地汚くも慌てて実を拾いあつめた(恥)けど、
どうも私とは見ている先が違っていたらしい。
この時期、菩提樹の実がとれるらしく、みんな、落ちるのを待ち構えるように
木の下で待っている。私も一ついただいて帰った。
帰って調べてみたら、
この菩提樹の実で作った数珠は最高級とされ、シヴァ神が瞑想に深く入っているときに
目から流した涙が、この菩提樹の実になったといわれる説等があるという。
パワーがあり大変縁起が良く、神聖なものとされている。とある。
ほおお、そんなにいいものなんだ!
明日からは菩提樹の実を探そうっと。
写真はマロニエの実。おままごとなんかにも使えそう。
お話にあるモチモチの木というのは栃の木のことなのだそうだ。
たしかに、たしかに。と思わせる風貌である。