展覧会というのは会期の長短に関わらず、なぜか終了間際ぎりぎりに駆け込んでしまう。
展覧会最終日が混むのは、私みたいな人が多いからなのだろう。
さて、田中一光展もいよいよ来週までということであわてていってきた。
会場内には大判のポスターがずらり。
産経観世能のポスターなど、今みてもクールで素敵な作品ばかり。
なかには文字だけで表現された作品もあるのだが、
なぜか「能」というイメージが見事に表現されていて、これにはたまげた。
植物や人の顔、風景を独自のデザインで表現したものも多い。
かなり簡略化された図案だ…
これ今だったらさ、MACでポンポンとマル四角を配置して色つけて、
グラデーションでも施したらこんな感じになるんだろうかね…と眺めていたら、
いんや、違う、何かが違う。
あのマルも四角も三角も。
あの線もど〜も最近みる印刷物の線とは違う!!
手書き線でした。
もしくは切り紙。
機械はやはり人の手を超えられない!
と確信して帰ってまいりました。