神戸の王子動物園前にあった旧兵庫県立近代美術館が、
横尾忠則現代美術館として生まれ変わったと知り、早速出かけてきました。
昔、「ぴあ」の美術担当であった小吹隆文氏が、
Lマガジンのウェブサイトでアート担当で筆をふるっていて、
それをチェックして知ったのです。
横尾忠則現代美術館のウェブサイトを見ていたら、ちょうど先週の週末に公開制作が行われていて、
糸井重里氏も来るのだと…少々ミーハーなのですが、行きたいなと。
その日夫が黒門市場にワタリガニを買いにいくというので
お願いして神戸まで足をのばしてもらいました(笑)
美術館は一階が売店、2.3階は展示室、4階はアーカイブルームになっています。
展覧会タイトルは
「反反復復反復」。
1960年代に書かれた作品を起点に80年代,90年代,2000年代に書かれた作品とあわせて展示、
時空を超えて執拗に反復を繰り返す、横尾忠則の独自の絵画世界に迫るというものです。
絵画の中には三島由紀夫をモチーフにしたものもあり、
画家のもつ当時の人脈に思いを馳せて観覧しました。
芸術の成長にもやはり環境、人間関係の影響、はかり知れないものがありますね、
芸術の才能もさることながら、
その人脈を引き寄せたエネルギー性も多分に気になるところです。
良かったのが1階のショップ。
バッグやポーチ、ウェアなど、サイケデリックでとてもよかったです。
仕事柄、縫製などついつい裏返してチェックしてしまいますが、
欲しいなと思うものも何アイテムか。
バッグ類はたっぷりサイズでカラフルでとても魅力的でした!
横尾氏の作品ってかなり前衛的な感じがするんですが、
隣の市民ギャラリーに来られていたご婦人たち、通りがかりに、
「あら、横尾さん来られてるのかしら♥」
といった感じで館内に続々来られてました。
会場内公開制作を待つ人々は老若男女、横尾氏は神戸の人たちに
愛されてるんだな〜としみじみ思ったことでありました。
横尾忠則現代美術館
開館記念展I
横尾忠則展「反反復復反復」
2012年11月3日(土)~2013年2月17日(日)