キリク

何度もレンタルして親子で見ているキリク。
所有して家に置いておいてもいいな…と思える作品のひとつ。
ミッシェルオスロの作品はとてもすばらしい。
色といい、音楽といい、絵といい、ストーリーといい…
アナログな感じもあるし、ハイテクな感じもある。
これっていつの時代につくられたんだろう?という不思議な雰囲気がベースにある。
子どもはそんなこと関係なく「キリクはすごい!賢い!」と尊敬のまなざしで観ている。
一般的に子ども用のものは「かわいいか、かわいくないか」の基準で選んでしまいがちだけど、
一見かわいくないものにも素敵なものが沢山隠れている。
絵本でもがらがらどんとかスズキコージとか、片山健とかね…
そんな「かわいいかかわいくないか」ということを再認識するような事がニュースになっていた。
童子に鹿の角が生えた奈良のイメージキャラクターがかわいくないとか、
あるいは角をつけたことがけしからんとかどうとかで問題になっているのだという。
奈良も鹿も童子も、作者の藪内佐斗司さんも愛する私としては至極残念な思い。

キリクと魔女
/ ミッシェル・オスロ

 

 

キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険
/ ミッシェル・オスロ