天然精油と天然海塩のバスソルトをつくる

これはお店で買うもの!と自分で思い込んでいるものの意外と多いこと。
例えばパンやスイーツ、化粧品に日用品、洋服にバッグ…どれも私たちの生活と心にゆとりを与えてくれて豊かな気持ちにさせてくれるものです。

それが、もしかしたら、簡単にしかもお安く手に入ってしまうかもしれないのです。そう、自分の手でつくれば!

ただし安いだけで、売っているものより品質や使い心地が劣っていては豊かな気持ちは遠のいてしまいます。がんばって節約できたということはあるかもしれませんが…
本当に自分が心地よいものを、既成品より良いものを、しかもお金をかけずつくることが出来たとしたら、生活自体がすごく楽しくなるはず。それに自分の手で何かつくれるようになるってことは、なにか勇気がわくことでもあります。
何かひとつつくれるものが増えると、ひとつ自分が強くなる、そんな気がしています。

今年から入浴剤をつくってみることにしました。我が家でこれはちょっと贅沢品だけど、毎日使っているクナイプのバスソルト。約20回分で1本2000円ほどしますが、手づくりなら、イタリアの天然塩と天然の精油を使って500円ぐらい!

前田京子さんの名著、「お風呂の愉しみ」の中でみつけたレシピを参考にしました。我が家ではクナイプの色付きソルトに永らく慣れ親しんでいたので、家族の要望に応えて食用色素を添加しています。

クナイプの香りのコンビネーションはさすが素晴らしく、一般人には手がつけられない分野に思えますが、アロマ初心者には強い味方があります。それはブレンドエッセンシャルオイル。1つの種類では単調なエッセンシャルオイルを絶妙にブレンドしたもので、精油の知識がなくてもグリーン系やフローラル系、またはリラックス系やスッキリ系などイメージや用途から様々な種類が選べます。これで手軽に失敗なくいろんな種類をつくることができます。さらにクマザサなどの植物エキスや植物性グリセリンなども化粧品の材料を扱っているところで容易に手に入るので、出自のきちんとした材料で、もしかしたら既製品以上の効能のものができるかも?という期待が高まります。

また、安心で良質な材料は、リネンウォータースプレーやトイレの匂い消し、手づくり化粧水やクリームなどのコスメにも使えますので、少しも無駄にはなりません。

持ち前の好奇心が湧いてきて、これを皮切りに、いろいろ調べて手を出していくことになります。(続く)

使用した材料
●イタリア海塩 モティア 粗粒(カルディコーヒーファーム)1キロ400円程度
●植物性グリセリン(薬局で手に入る一般的なグリセリンは石油からつくられています)
●食用色素
●ブレンド精油(ナゴミアロマ)
●各種植物エキス ほか(自然化粧品研究所)