貧乏サヴァラン

貧というのは良いイメージの言葉とよくくっついているのは何故だろう?
清貧
貧乏貴族
器用貧乏
贅沢貧乏
物質的には乏しいけど、精神的には自分を貫き豊か…て感じ?
夢に向かって生きるボンビーガールとかね。
そして貧乏サヴァラン。
貧乏という文字がついていながら高貴な響きまで漂うのは森鴎外の長女である森茉莉の品格からか…
夫は今魯山人を読んでいて私にも読ませたそうなのだが、今の私の気分はこちらである。

文体もつらつらと句読点が続く独特の美しさでこれを味わうもよし。
夜中にコタツで森茉莉の食世界に入って妄想しよっと。
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