滋賀県の山の中にあるミホミュージアムにいってきました。
お目当ては 土偶・コスモス展。
この展覧会のことはブルータス元副編集長氏のブログ「フクヘン。」で知って気になっていました。
また、陶芸をしている兄が、土偶を時々制作していることも記憶の片隅にありました。
大きな目やぷりんとした体つき、プリミティブでかわいくて生命力にあふれていてユニーク、
理屈抜きでなにか惹き付けられるものがある土偶。
この縄文に初めて美を見いだした人物というのが芸術家の岡本太郎氏なのだということです。
岡本太郎は芸術を作り出すだけでなく、芸術を発見した偉人でもあったのだからスゴイ!
たしかに岡本太郎の作品は縄文的といえば縄文的です。
生命力爆発状態ですね。
会場にはかわいらしい土偶たちがずらり約200点。国宝もアリ。岡本太郎もアリマスよ。
マメ粒ほどの小さなものがあったりして、土人形好き、小さいもの好きにはたまりません…
会場をまわる人たちに思わず静かな笑みがこぼれます。
どれを見ても浮かぶのは「宇宙人」という言葉。
あのコもこのコも宇宙人、未知との遭遇あるいは….
となりにUFOの模型などおいても違和感ないですね。
縄文時代は現代より宇宙に近かったのでしょうか?
土偶は豊穣を願う像ということでやはり女性を模したものが多いです。
豊穣の女神みたいなものかな?イタリアだとポモナとか。
それぞれかわいらしい小さなおっぱいもついてます。
巨乳の土偶はあまりいなかったのでなぜかホっとしたりして…(親近感があったというか)
どうも豊穣というのは胸の大きさというよりは腰周りのダイナミックさで表現されているようです。
女性のみなさん、胸が小さくてもお尻が大きくてもそんなに悲しむ必要はなさそうです!
会場は滋賀県は信楽の陶芸の森からほど近い山中。
アクセスはよいとはいえない美術館の駐車場には、
様々な都道府県のナンバーが並んでいて盛況でした。
レストランなどもオーガニックにこだわり、パンやワイン、梅ジュースなども販売していてなかなか美味しそう。
土偶のレプリカにココロひかれつつ、結局土偶クッキーを買ってかえりましたが
なかなか美味でしたよ。
紅葉が深まる季節にぜひ!おすすめです。
あわせて陶芸の森、ギャラリーやまほんにも一緒に行かれるとよいでしょう。
土偶・コスモス/MIHO MUSEUM
↑展覧会見れなかった方は是非!